塗り替えの目安

お住まいの外壁に触れた際、手に白い粉が付着したことはございませんか?
これはチョーキングと呼ばれる症状で、塗料の劣化が原因で発生します。

このチョーキングは、すぐに雨漏りが発生するような状況ではございません。しかしこのまま放置していると、外壁材が雨水に触れてしまい、コケやカビの発生・ひび割れの原因となってしまいます。
また時間が経つにつれてどんどんと劣化が進行していき、雨漏りの原因にもなってしまいます。

外壁の劣化症状の中でよく目にするのが、クラックと呼ばれるひび割れ症状です。
外壁の塗膜にひび割れが発生すると、そこから雨水が浸入し、外壁材や建物内部の腐食につながる可能性もございます。そのため早急に対応することがオススメです。

またひび割れには【ヘアクラック・構造クラック・縁切れクラック・乾燥クラック】といった、さまざまな種類のクラックがあります。これらの状態に合わせた適切な工法での施工が必要であるため、ひび割れを発見した際は、経験豊富な当方までご相談くださいませ。

カビやサビ・コケといった外壁の汚れは、その部分をもろくしてしまうため、早急な対処が必要です。
もしこの汚れを放置した場合、外壁材の腐食が進むのみならず、外壁の剥離や室内への雨漏りといったトラブルの原因にもなってしまいます。とくにサイディングのような凹凸の大きい外壁では、表面に水や汚れが溜まりやすいため、カビやサビ・コケなどが発生しやすくなります。

これらの汚れは、お住まいの美観を損ねてしまうだけでなく、建物の耐久性にも悪影響を及ぼしかねません。汚れの症状を発見した際は、お早めの塗り替え工事をご検討くださいませ。

外壁塗膜の表面が劣化すると、下地部分との気密性が失われてしまうため、塗装の剥がれやめくれの症状が発生してしまいます。

またこれらの症状を放置すると、外壁材が水分を吸収し雨漏りの原因になる場合も。その様な場合は、すぐに補修工事や塗り替え工事が必要です。

塗装の剥がれる原因は、ほとんどが施工不良か経年劣化です。施工不良の場合、施工後2~4年ほどで浮いてくることがございます。経年劣化の場合は、10年前後が塗り替えの目安になるため、外壁の塗り替え工事をご検討くださいませ。

室内の壁や天井で、シミ・カビ・壁紙の剥がれなどを発見した際は、雨漏りの発生が考えられます。
雨漏りの原因は、主に塗装の劣化による外壁や屋根の損傷がほとんどです。またここまで症状が進んでしまっている場合、建物を支える柱や梁が腐食し、建物の耐久性にも問題が発生している可能性がございます。場合によっては大規模な修繕工事が必要となることも。

本来は雨漏りが発生する前に、塗装工事を行うことが理想的です。塗装面に少しでも異常や違和感がございましたら、お早めに点検・修理の実施をオススメいたします。